多動力は新時代の生き方そのもの?
こんにちは諒真です。
約一年前に出版された「多動力」、今更ながら読んだ内容のまとめです。
多動力とは
多動力とはそもそもどういうことかというと
自分の興味のあるものを次から次へと行動をしないとすまないことです。
著書によるとテスラモーターズのCEOのイーロンマスクは服を着れないそうだ。
興味があることが次々と思いつき、服を着ることができないそう。
著者の堀江さんも、インターネットの魅力にとりつかれ、
様々な企業のウェブサイトの管理かをこなし、
インターネットの「水平分業型モデル」に革命の可能性を感じ、
行動していくのだが、その一日の行動量がとんでもなくすごい。
インターネット時代では情報を持っているだけでは無意味?
第1章「一つの仕事をコツコツやる時代は終わった」では、多動力がそもそも今の時代に何故必要とされているか述べられている。
インターネットが普及する前には情報を上手く伝達するツールがなく一部の人が特権的に持っていたが、
インターネットが普及した今では情報がすぐに誰でもとることができ、情報それ自体に意味はない。
そのため著者はとにかく行動が必要と説いている。
行動が全て
第2章の「バカ真面目の洗脳を解け」と第3章の「サルのようにハマり、鳩のように飽きよ」にて、改めて多動力とはどういこうとかを具体的に説明している。
第2章ではほとんどの著者の本は、インタビュー10時間のものをまとめただけであり、
30万部の出版を誇った「本音で生きる」でさえ同じ方式でやったそう。
つまり大方の内容は著者の生きざまの取材、編集等は出版社に丸投げしているとのことで、ベストセラーの本で通常使われている労力はとても多いと考えていると思います。しかしバカ真面目にすべてに関わり、時間をかけても結果がよくなるとは限らないことをよく示している話が印象的でした。
じゃあ多動力って何から始めればいいの?
ここまで多動力について説明がありましたが、とは言うものの何から始めていいかわからないという人に、第4章から第7章では多動力としてやるべき仕事を効率よく行う方法が説明してあります。
・やりたいこと(得意なこと)、やりたくないこと(不得意なこと)を分け、
やりたくないことはすべて外注する。
・自分の時間、リズムを奪うものは切り捨てる。
・相手の時間も奪ないように意識する。
・仕事に対する負の感情はできるだけ排除。
特に驚いたことが、自分のリズムを崩さないことが大事という主張が面白かった。リズムについては考えたこともなかったが、何かを熱中している人にとって自分の集中を妨げるものは無駄でしかないし、著しく生産性がなくなるだろう。
実際に自分が資料を見ていたり、メールを書いている最中に電話が来てしまうと、資料をどこまでをみていたか改めて内容を確認しないといけないし、メールについてもそれは同じで、集中力が途切れてしまい仕事がはかどらないことがあった理由はこれにつきるのだろうと感じた。
人生に目的はいらない
やりたいことだらけの著者からこの題名がでてくるとは思わなかったが、
目的なんて高尚なものは必要なく、今やりたいことをやる楽しめばいいという考えにはとても親近感が湧きました。
最後に
何も動けない、動いても遅い完璧主義者よりも、
一歩が早く、最後までやり遂げる完了主義者になろうという著者のメッセージには何か感じるものがありました。
最近物書きを始めています。物書きの中でも最底辺だとは思いますが、恥を忍んで皆さんに公開していきたいと思います。